Kibanaで、「Setup lifecycle of "apm" plugin wasn't completed in 30sec.」のエラーで起動できない

Kibanaが起動しない

KibanaとElasticsearchをインストールし、Kibanaにアクセスしたところ、「Kibana server is not ready yet」というメッセージがブラウザ上に表示されました。
ずっと待ってもKibanaの画面が起動しないので、/var/log/messagesを確認したところ、「Setup lifecycle of "apm" plugin wasn't completed in 30sec.」のメッセージが出ており、apmのプラグインのインストールでエラーが発生していました。

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Feb 29 14:58:17 localhost kibana: {"type":"log","@timestamp":"2020-02-29T14:58:17Z","tags":["info","plugins","apm"],"pid":28773,"message":"Setting up plugin"}
Feb 29 14:58:47 localhost kibana: {"type":"log","@timestamp":"2020-02-29T14:58:47Z","tags":["fatal","root"],"pid":28773,"message":"Error: Setup lifecycle of "apm" plugin wasn't completed in 30sec. Consider disabling the plugin and re-start.
    at Timeout.setTimeout (/usr/share/kibana/src/core/utils/promise.js:31:90)
    at ontimeout (timers.js:436:11)
    at tryOnTimeout (timers.js:300:5)
    at listOnTimeout (timers.js:263:5)
    at Timer.processTimers (timers.js:223:10)"}
Feb 29 14:58:47 localhost kibana: Could not create APM Agent configuration: Request Timeout after 30000ms
Feb 29 14:58:47 localhost kibana: {"type":"log","@timestamp":"2020-02-29T14:58:47Z","tags":["info","plugins-system"],"pid":28773,"message":"Stopping all plugins."}
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問題の回避方法があるようなのですが、別の方法でKibanaを起動できたので、情報を残しておきたいと思います。
https://discuss.elastic.co/t/kibana-7-6-0-not-starting-because-cannot-install-apm-plugin/219807

環境情報

サーバー環境や Kibanaのバージョンは、下記の通りです。

OS/App	Version
CentOS	7.6.1810 (Core)
Java	openjdk version "11.0.6"
Kibana	7.6.0
Elasticsearch	7.6.0

問題が発生した時のインストール順序

問題が発生した時のElasticsearchとKibanaのインストール順序は、以下の通りです。

1. OpenJDKなど必要なパッケージをインストールする
2. kernelパラメータなどを更新する
3. Elasticsearchのパッケージをダウンロードし、インストールする
4. /etc/elasticsearch/elasticsearch.yml をカスタマイズする(network.host、http.port、discovery.seed_hostsを編集)
5. Elasticsearchを起動する
6. Kibanaのパッケージをダウンロードし、インストールする
7. /etc/kibana/kibana.yml をカスタマイズする(server.port、server.host、elasticsearch.hostsを編集)
8. Kibanaを起動する

問題を回避するためのインストール順序

各コンフィグファイルを編集する前にデフォルト設定でKibanaとElasticsearchを起動することで回避できました。
問題が発生した時との違いは、コンフィグをカスタマイズする前にデフォルト設定で、一度起動することです。

1. OpenJDKなど必要なパッケージをインストールする
2. kernelパラメータなどを更新する
3. Elasticsearchのパッケージをダウンロードし、インストールする
4. Elasticsearchを起動する
5. /etc/elasticsearch/elasticsearch.yml をカスタマイズする(network.host、http.port、discovery.seed_hostsを編集)
6. Elasticsearchを再起動する
7. Kibanaのパッケージをダウンロードし、インストールする
8. Kibanaを起動する
9. /var/log/messagesにElasticsearchに接続できない旨のメッセージが出力されていることを確認する(「Unable to revive connection」が出力されていることを確認)
10. /etc/kibana/kibana.yml をカスタマイズする(server.port、server.host、elasticsearch.hostsを編集)
11. Kibanaを再起動する

まとめ

「Setup lifecycle of "apm" plugin wasn't completed in 30sec.」というapmプラグインのインストール失敗の回避方法について記載してみました。

デフォルトで起動すれば、問題が回避できる理由まで調べられていないので、回避できた理由は分かりません。(かなり気持ち悪い・・・)
ただ、早くKibanaを動かしたいのであれば簡単な回避方法だと思います。
環境を作り直したら、Kibanaが起動しなくなってやりたいことが出来なくなっていたのですが、何とかまた、作業が出来そうなので、回避方法があってよかったです。
KibanaとElasticsearchのインストール手順の詳細は後日書こうと思います。